HERMES

エルメス

世界を魅了する洗練されたデザイン

160年に渡り世界中で愛されるトップブランド
積み重ねてきた歴史と伝統

BRAND GUIDE ブランドガイド

ブランド概要

エルメスは1837年にパリのランパール通りで高級馬具工房を構えてブランドとしてスタートしました。
この時代はまだ自動車や鉄道というのが登場する前の時代だったので、唯一の交通手段として馬が用いられていました。
その後、自動車産業の躍進・馬車文化の衰退といった時代背景に伴い、その上質な皮革を使用した鞄や財布などをつくり出す皮革製品事業に転身。
ナポレオン3世の時代にはエルメスは皇帝御用達の馬具職人となります。また万国博覧会で出品した鞍が銀賞を獲得したということもあり、エルメスは最高峰の馬具を取り扱うブランドとして知名度を高めていきました。
その後、ファッションや宝飾品の分野にも袖を広げいていき、今のエルメスが作り上げられました。
高い技術に加えて、オシャレであり品位をも得たエルメスの知名度はどんどん上がっていきました。
現在では知らない人はいないと言われるまでになったエルメス。その背景には確かな技術やブランドコンセプト、そしてお客様に長くエルメスの商品を使って頂きたいという思いがある。

【ラインナップ】


《バーキン》
1984年、イギリス人女優ジェーン・バーキンが機内で隣り合わせたのは、エルメスの会長(1978年~2006年)ジャン=ルイ・デュマでした。
とあるきっかけから、彼女は母親になったばかりの自分のニーズを満たすようなバッグがないとこぼしました。
眼識があり、生まれながらにしてクリエイティブな才能にあふれていたデュマはすぐさま、アスティカージュによる縁仕上げのフラップとサドルステッチが施された、しなやかで収納力があり長方形のフォルムの特別なバッグをスケッチしたのです。
しかもそのバッグには、哺乳瓶のためのスペースもきちんと用意されていました。


《ケリー》
1930年代、エミール・エルメスの娘婿で後にエミールの後を継いでエルメスの社長(1951年~1978年)を務めたロベール・デュマは、ショルダーストラップ付きの女性用バッグをデザインしました。
台形のフォルムで、三角形の2つのマチ、切り抜いたようなフラップ、ハンドル、2本のサングロンを備えたバッグ。エルメスはロベールの元、大胆なモダニズムの時代へ飛び込んでいきました。
1950年代末、ハリウッドの大スターからモナコ公妃になったグレース・ケリーが妊娠中の姿を撮影された際、とっさにこのバッグでお腹を隠したと言われています。
その後このバッグは《ケリー》と名付けられ、世界的に知られるバッグとなったのです。


《ボリード》
誕生は1923年頃と言われています。
発売当初はボリードではなく《ブガッティ》という名称でした。《ブガッティ》といえば、フランスの高級自動車メーカーと同じ名称ですが、自動車での移動中バッグから荷物が飛び出すことの無いようファスナーをつけたことが由来と言われています。
誕生して60年経ったのち、デイリーバッグ《ボリード》として生まれ変わりました。

《ピコタン》

《ガーデンパーティ》

《エブリン》

etc

業界での取引について

もともと高値で取引されているエルメスの製品ですが、近年は異常なほど相場が上昇しています。
エルメスの価格変更などにも左右されてはいますが、2次流通業界での人気が高い為、高値で取引されています。
新品の《バーキン》や《ケリー》は定価以上で取引きされている程です。
数を多く販売していないことからブティックでもなかなか手に入りません。
その為、定価以上でも欲しいという方がたくさんいらっしゃるのです。カラーや素材によっても多少の価格の上下はありますが、高値取引きは間違いありません。
かなり使い込んだ状態の商品でも全く値段がつかないということは、ほぼ無いかと思われます。
日々相場は変わっていきますが、エルメスの商品は安定して相場を保っています。